Residence | 12.04
「Mezzanine」
明るく、プライバシー確保にも優れたコートハウスは、憧れの住まいの象徴としてひとつのアイコンとなっているが、新潟県の冬の降雪量を考えたとき、安易なコートハウスは必ずしも快適な生活を担保しない。
しかし、この度のプロジェクトにおいては、採光を享受できる南方向に交通量の多い前面道路があるため、南側には開放的な開口部を作ることができず、上空から採光を取り込み、またプライバシー確保にも優れたコートハウス形式が適していた。
この矛盾をポジティブにとらえ、新潟県の気候に相応しく、春夏秋冬を通じて家族が楽しむことができる、全天候型のコートハウスをデザインした。