Residence | 17.06
通りに対して水平に立つ壁と屋根との間のスリット、規則的にあけられた開口から
漏れる自然光に導かれるように細長いアプローチをすすむ、目の前にはオリーブの木と白い壁に
囲われた中庭、空から射し込む光は白い壁に線を描き、時間とともに移り変わる。
高台という立地を生かし、傾斜側である南面に大きな開口を設け、テラスを配置した。
眼下には、民家の屋根が連なる景色が広がる。ただ開放するのではなく
空間をあえて絞ることで、プライバシーを守り、眺望への期待をさらに増幅させることができた。