Residence | 24.09
道路幅4.0mの角地に面した58坪ほどの敷地になります。
L型の狭い4.0m道路をなぞる様に1階の屋根をまとう形状の外観。南側には、隣地の土木資材置き場の装いを感じさせない高さ3.0mを超える木製の壁により、家族だけの庭をしつらえました。
玄関・シューズクロークから段差なくキッチンに続き、一段上がったダイニングの先にはウッドデッキテラスと庭に繋がります。そのつながりの中で、床の高さや天井の高さの変化をつけることで、それぞれの場所の特別な定義付けを示しています。リビングには、庭を望む切り取られた安心感のあるL型の窓を設け、朝の光をやさしく取り込みます。
どの住宅にでも構成される床と壁と天井を丁寧に組み合わせ、この場所にしかない繊細な空間性を持つ住宅となりました。